ペルーの闇。犬の毒殺。犬の埋葬。

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コウです。

今まだペルーにいますが、現在ホステル(一軒家)にいて、動物の餌やり等をしつついます。

その中の動物に犬が一匹いました。

その犬が昨日の夜殺されました。

その犬を知ってから1ヶ月以上経っていました。

家に帰ってきたら彼は地面に倒れていて痙攣していました。

助けを求め、複数の人が助けようとしてくれました。

ですが15分後くらいに死んでしまいました。

彼はまだ1歳でした。

犬は近所の人を困らせていた

近所の人たちに吠えていて、3日前ほどに若いペルー人女性のワンピースを噛んで破ったようでした。

近所の人はこの家のオーナーに何度も犬を紐で繋ぐように言っていたようです。

ですが彼は何もしませんでした。

僕はオーナーに全てを伝え、破れたワンピースの写真も送りました。
犬が外に出にくいように柵の穴を埋めたりしました。

 

帰ってきたら

帰ってきたら犬が地面に倒れていて痙攣していました。

動物病院は全て閉まっていました。みんながいろんな人に電話をしてくれました。

彼は見つかってから約15分後に死にました。

人生で一番苦しくて激しくて悲しい経験でした。

 

ペルーの犬の毒殺

ペルー、特にクスコというマチュピチュのエリアでは迷惑をかけた犬やただ単に犬を毒で殺すということが”普通”と言われています。

よく起こることということでした。

信じられない。

今いるところはすごく田舎で落ち着いていて大きな街ではなくて道端で牛に出会ったりするようなところ。

人も優しくてゆっくりでいい雰囲気の世界なのに。

自然もいっぱいで。

でも良すぎて信じられないという思いがあった。

からこれがそのマイナス面の一つなのかね。

苦しかった。

今でもあの時の写真を見ると涙が出る。

けれど徐々に回復していくのだと思う。

子供が犬の毒殺の話をしていた

犬の毒殺の話はカフェにてペルー人の子供に一度聞いたことがあった。

でもそれがまさか自分の世界に起こるなんて思ってもいなかった。

大人になって初めて何か近しいものが死ぬという経験をした。

今はペットや人が死んだから悲しいという人の気持ちを少し理解することができる。

 

犬の埋葬

昨晩はもう遅かったので犬を一晩家に置いて友達の家で寝た。

朝帰ってきて家の窓を全部開けた。

犬の匂いがかなりしていた。苦しい。

近所にいたペルー人の工事関係の人に穴を掘ってもらった。

そしてみんなで犬を運び、穴に入れて穴を閉じた。

犬は鼻から血が出ていた。知らなかった。生き物は死んだら鼻から血が出るのだと思う。

血のついていたブランケット等を洗った。

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