【10日間座り続け】千葉でヴィパッサナー瞑想合宿に参加した体験談|やり方、その後の効果、口コミ

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こんにちは、コウです。

つい先日、

「ヴィパッサナー瞑想合宿」

というものに参加してきました。

まず結論から言うと、「最初は地獄だったけどw参加してとても良かった」ということです。

そしてこの瞑想合宿は10日間続き、毎日10時間座るというもので、

僕自身、瞑想はちょっとだけしたことがありましたが、
そこまでガッツリやったり、瞑想を学ぶという事もしたことがありませんでした。

・ヴィパッサナー瞑想とはなんなのか

・合宿の雰囲気はどうなのか

・実際に効果は出るのか?その後生活は変わったのか?

などなど、色々と気になることがありますよね。
という事でここでは、ヴィパッサナー瞑想を体験して感じたことを書きたいと思います。

興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

目次

ヴィパッサナー瞑想とは何か?

 

まず、ヴィパッサナー瞑想とはなんなのでしょうか。

公式サイトでは、このように書かれています。

ヴィパッサナー (Vipassana) はインドにおける最も古い瞑想法の一つです。

ヴィパッサナー とは、「物事をあるがままに見る」という意味で、自己観察によって自己浄化を行う方法です。

宗派や宗教とは一切関係がありません。そのため、人種や社会的地位、宗教を問わず全ての人々が修行でき、時や場所も選びません。

この瞑想法は2500年以上も昔、インドで、人間すべてに共通する病のための普遍的な治療法、すなわち「生きる技」として指導されました。

公式サイトより

 

ここにも書いてあるように、
瞑想によって自分を見つめ、体・心を浄化する「治療法」ということです。

ヴィパッサナー瞑想は怪しい?

瞑想と言うと、
人によっては宗教的なイメージをもったり、
スピリチュアルな怪しいものというイメージがあるかもしれません。

確かに見方によってはそういう部分もありますが、
本当に体の痛みがスーッと消えるなど、自分を治療している気持ちで座っている事もありました。

後で詳しく書きますが、あくまで僕の体感でのことだということをご了承くださいね。

この瞑想で実際にすることは、ただ座り、自分の体の感覚を無心で感じる、観察することです。

 

千葉県でのヴィパッサナー瞑想合宿とは

 

 

そして今回は千葉県にて瞑想合宿に参加してきました。

・3日間コース

・10日間コース

・45日間コース

など色々ありますが、
3日間コースは2回目以降の参加者向けなので、初めて参加する人は基本は10日間コースです。

 

 

人との交流ゼロ、ネットも本も禁止、瞑想のみ

 

上にあるように、

・他人と会話はおろか、ジェスチャーや目を合わせるのもダメ

・朝4時に起き、夜9時までの10時間、毎日瞑想

・ネット、本、書く事も禁止

・ご飯は野菜と炭水化物

・異性と接する機会はゼロ

・飲酒、喫煙も禁止

という決まりがあります。

最初の2日間は死ぬかと思いました。w

普段は常に自由に行動しているので、
朝この時間に起きろ、夜はこの時間に寝ろ、
食うならこれを食え、話すな、異性との関わりもゼロ、、、といったことがかなり耐え難い時間でした。

ザ・無欲生活。

自由が大好きなので、
この生活は僕にははじめの2日間、拷問でした。w

お酒好き、タバコ好きな人はおそらくさらにきついでしょう。
フリーランスもかなりきついはず。w

 

合宿に参加した理由

 

今回参加したのは、
フリーランス仲間に紹介されたことがきっかけでした。

その人は、

「ヴィパッサナー瞑想にいってから悩むことがとても減った」

と言っていました。

心や哲学が大好きなこと、
そして自分をもっと安定させたいという思いから、僕は参加を決めました。

 

参加方法、合宿の流れ|ヴィパッサナー瞑想体験談

 

この合宿は10日間ですが、

・1日目が始まる前日の夕方に到着

・10日間が終わった翌日の朝9時頃に解散

となっているので、
もしも参加しようと思ったら、合計12日間用意する必要があります。

その間ネットは一切使えないので、
ブロガーである僕はその点もヒヤヒヤしていました。

 

申込み方法

 

合宿にはネットから日程を見て申し込みます。

 

このように申し込みができる日程が出てきます。

・新しい男性、女性=初めての参加者

・古い男性、女性=複数回目の参加者

です。

大体人気でキャンセル待ちになるほどなので、申し込むなら早め早めにする必要があります。

僕は2ヶ月前くらいに申し込みました。

2018年7月12日の今、
8月末〜9月の日程がギリギリ空いています。

これを読んで面白そう!と思った人は、ぜひ申し込んでみてくださいね。

 

申し込み後、確認のメールが来る

 

瞑想申し込みをしたら、確認メールが複数回きます。

合宿の2週間ほど前にもメールがきて、

「本当に参加しますか?」

と確認してきます。

10日間の合宿なので、途中で帰る人がいないようにという配慮のためです。
本気じゃないと耐えられなくなります。

 

瞑想合宿地(千葉)へのアクセス

 

ヴィパッサナー瞑想は、
京都と千葉県、外国でできますが、僕は千葉に行ってきました。

 

最寄りは千葉の茂原駅(もばら)

 

まずは千葉県の茂原駅を目指します。

JR渋谷駅から電車で1時間40分ほどでいけます。

 

 

その後はバス

 

茂原駅のバスターミナルにてバスに乗り、睦沢中央公民館にて下車します。

※詳しい説明は申込みをしたメールに記載されています。

 

送迎車

 

その後は無料の送迎車によって瞑想合宿地へ向かいます。

自家用車で来ることも可能です。

 

茂原駅に、瞑想仲間たちが集まる

 

 

最寄り駅についてバスターミナルに向かうと、
同じように瞑想合宿に行くであろう、大きな荷物を持った人たちが沢山集まっていました。

僕もそこで数人と話しました。(めっちゃぶっ飛んでる女性だった)

 

千葉のヴィパッサナー瞑想合宿所「ダンマーディッチャ」に到着!

 

 

来て最初に撮った写真です。

こんな感じで、自然に溢れた場所です。

車通りもまったくなく隔離されていて、山に囲まれています。
ホトトギスなど常に鳥の声が聞こえていて、夜は虫の鳴く声が響いています。

そんな場所。

ここで僕は、10日間の瞑想合宿をしました。

 

受付等を済まし、部屋に移動

 

 

受付にて携帯や財布などの貴重品、本など不要物はすべて預けます。

そして最終確認として、

「10日間ここに滞在すること」

など、本気でやる気があるのかを聞かれます。
そうしていくつかの書類に目を通し、部屋に行きます。

 

合宿所の部屋・シャワーなどについて

 

 

これが部屋です。
みんなで一緒に寝ます。※もち男女別

参加者は男女ともに20~30人ずつほどで、合計50〜60人ほどいました。
これ以外にもボランティア用の2人部屋などもあります。

共同生活とか苦手かなと思っていたのですが、会話は禁止なので問題ありませんでした。

部屋はきれいで、
枕もかなり自分に合っていました。

日本はやはり、めちゃくちゃ恵まれているなあと感じました。
そしてヴィパッサナー瞑想は完全に寄付で運営されています。

それでこのクオリティはすごい。

 

シャワー、トイレ

 

シャワーは毎日浴びることができますし、まともです。

トイレもウォシュレット付きできれいです。

 

夏は虫が多い問題

 

ただ少し気になっていたのは、虫が多いことでした。
部屋は全くいませんが、トイレやシャワー(半分外にあるみたいなもん)にけっこういます。

大自然なのでしょうがないですが、苦手な人はその点だけ覚悟しましょう笑

ちなみに日が経つに連れて徐々にどうでも良くなっていきます。

 

合宿参加費

 

参加費は寄付なので、基本的には前もって払うお金はありません。
すごすぎ。

 

10日間のヴィパッサナー瞑想が始まった|体験談

 

そしていよいよ瞑想合宿が始まります。

毎日のスケジュールはこうです。

 

4:00 起床
4:30~6:30 ホールか自分の部屋で瞑想
6:30~8:00 朝食、休憩
8:00~9:00 ホールにてグループ瞑想
9:00~11:00 ホールか自分の部屋で瞑想
11:00~13:00 昼食、休憩、指導者への質問タイム
13:00~14:30 ホールか自分の部屋で瞑想
14:30~15:30 ホールにてグループ瞑想
15:30~17:00 ホールか自分の部屋で瞑想
17:00~18:00 果物が食べられる
18:00~19:00 ホールにてグループ瞑想
19:00~21:00ごろ 講話後に瞑想
21:00~21:30 ホールにて質問可、就寝

これを見てもわかりますが、
毎日最低10時間の瞑想時間があります。

その間はずっと座り続けます。

そして夜の講話の2時間もずっと座っているので、
合計すると12時間は最低でもあぐらなどで座ることになります。

 

ヴィパッサナー瞑想をなめていた。そこで感じた、自由の尊さ。

 

 

12時間も座り続けるので、
休みはあるとは言え、とてもつらかったです。

僕は椅子ではなく地面に座る場合、
数時間もすれば腰や肩、首が痛くなるタイプでした。

そのため1日目で既にすごく痛く、
先程も書いたように禁欲生活なこともあり、

「これを10日間とか死ねる。。。」

「まじで帰りたい。ミスった。。。ほんとつらい。」

「気軽に行くなんて言わなければよかった。。。」

と感じていました。

他の友達も言っていましたが、

多くの人が最初の数日は本気で帰りたいと感じるようです。

・肉食いたい、好きな飯食いたい

・友達に会いたい

・ゆっくり寝たい

・仕事したい、勉強したい、、、

・・・・・

 

欲が止まりません。

「こんなにも抑圧されたのは久々だ」

無意識に僕は、
会社員のころの自分を思い出していました。

毎日同じ時間に会社に行き、
夜遅くまでしたくない仕事をし、我慢をして無理をして生きていました。

「これが抑圧されるということか…」

「自分が当たり前に感じ、てきとうに過ごすようになっていた自由な生活は、なんて尊いものだったんだ…」

その事に気づきました。

自分の生活は本当に自由だ。

抑圧される日々というのはこういう感覚なのか、久しぶりだなあ、、と。

と言っても、

「自分が今いる場所は、自分が選んできている場所」

であり、環境や人のせいにしていても何も変わりません。

自分の心の声は瞑想したいと言っているので、それを信じて滞在することにしました。

 

ヴィパッサナー瞑想合宿の1日は、長い

 

参加前の僕は、

・なんか面白そう!

・10日くらいならすぐやろ!

・ストイックは得意だし、余裕やろ!

くらいのノリでした。

それが最初の2日は特に、上のようなざまでした。

さらに7日目などに至っても、
1日12時間座るという日々では、1日が本当に長いのです。

7日目くらいにも帰りたいと感じた人は多かったようです。

 

合宿3日目にして、奇跡が起こる|ヴィパッサナー瞑想の効果

 

今書いたように、
最初の2日間は特にとてもつらく、帰りたいと感じていました。

ですが3日目から、僕の体に大きな変化が起こりました。

ずっと痛かった腰の痛みが、すっと消えていたんです。

最初は受け入れるのに少しかかるほどでした。

「え、、痛み、、消えてね、、?」

驚きました。

だってずっと変わらずに座っているので、
痛みがなくなるなんて意味がわからなかったからです。

そして肩の痛みも減っていました。

 

ヴィパッサナー瞑想と、アーナパーナ瞑想|それぞれのやり方

 

 

まず最初の2日間と3日目の途中までは、
ヴィパッサナー瞑想ではなく、アーナパーナ瞑想を行います。

アーナパーナ瞑想とは?やり方、効果

アーナパーナ瞑想というのは、
座って目をつむり、ただただ鼻から出る息を感じる瞑想です。

鼻から出る息は、鼻の穴の入り口や上唇にかかります。

その息のかかる感覚や、
息が鼻の穴の右側を通るのか、左なのか、はたまた両方なのか、などを感じます。

その時は全力で冷静に、ただただ息を感じます。

瞑想中、思考がどんどんどこかに行く

目をつむって少しすると、
すぐに思考が始まり、意識がどこかにいきます。

気づけば何かを考えてしまっているので、
それをやめ、もう一度集中する、というのを10時間やり続けます。

これが最初の2日半する、アーナパーナ瞑想です。

この瞑想の効果としては、集中力をつけることです。

 

ヴィパッサナー瞑想はすごい|やり方や効果

 

2日半たち、3日目に腰が痛くなくなったという話をしましたが、
それはまさに、ヴィパッサナー瞑想のおかげだったのです。

ヴィパッサナー瞑想は、
座って目を閉じ、体中の感覚を感じます。

鼻周りだけではなく、頭から腕、手、腰や胸、足などすべてを感じます。

なぜか説明の音声ではお尻と性器部分は割愛されていましたが、僕はそっちもやりました。笑

 

ヴィパッサナー瞑想の感じるという事の意味、方法

 

体中の感覚を感じると言うのは例えば、

・頭がかゆい

・腰が痛い

・手になんだかドクドクした感覚を感じる

・衣服が触れる感覚

など、体に感じる感覚なら何でもいいのです。

それをただただ、感じる。観察するのです。

そこで大切なのは、痛いから嫌、集中してる感覚が気持ちいいから好きなど、感覚に対して反応しないことです。
完全なまでに冷静に感覚をただ感じます。

他の瞑想ではイメージやマントラ(言葉)を使ったりしますが、そういうのは一切やりません。

それがヴィパッサナー瞑想です。

 

ヴィパッサナー瞑想の効果の一つ、体の痛みが消える

 

そんなヴィパッサナーですが、
集中力を付けるなどの他に、

「体の痛みが消えること」

「潜在的な思い込みを消すこと」

「心の傷を癒やすこと」

などの効果が起こります。
これらがやってみて感じた効果の一部です。

意味がわからないかもしれませんが、
例えば肩の痛い部分をただただなんの感情も思考も交えず、冷静に感じていると、痛みが消えるんです。

この感じ方は完全に個人個人違います。

僕の場合は、

その凝っている感覚がスーッと溶けるように消えていって、凝っていた部分がひんやりする感覚を感じていました。

6日目ごろには確か、腰の痛みはほぼ全くなく、
肩や首もあまり気にならなくなるほどに変わっていました。
Amazing.

人によって感じる事が違った

 

ヴィパッサナー瞑想で面白いのは、一人ひとり感じる事が全然違うということです。

10日目には皆と会話できる自由時間が取られるので、
そこで話したのですが、

痛みがなくなった感覚を感じられた人と、感じず、ずっと痛い人がいるということです。

この合宿2回目の参加者の方でも、結局痛いまま、という人もいました。

人は感じる力が強い人と弱い人がいるので、
その差は大きいと思いますが、
それに加えて、指導に疑いを持たず、素直に全力で取り組んだ人が効果を得られると感じました。

先生の教えを疑っている人は思ったような効果を得ずらいでしょう。

 

ヴィパッサナー瞑想で、心の傷や潜在的な思い込みが癒えるのが、真の効果

 

そして上に少し書きましたが、
体の痛みだけではなく、潜在意識の思い込み等も消えるというのが真の効果のようです。

これに関してはこの思い込みが消えた!というのがはっきりとは無いので、証拠はありません。

ですが説明では、

まず、

・体と心はつながっている

ということが前提としてあります。

つまり、

「体に出てくる痛み=心が溜め込んだ痛みなどが体に反映されているもの」

なのだそうです。

詳しい説明に関しては、書きたくなったら書こうと思います。
少しマニアックなので、心理や哲学好きな人以外には退屈でしょう。

とにかく、体の痛みというのは心の問題とつながっていて、その痛みを癒すことで、心も同時に癒やされている。ということなのです。

すくなくとも痛みに関しては体験したら、すごく面白いです。
定かではありませんが、他の参加者の方は痛みと記憶がリンクしていたと言う人もいました。

 

潜在意識の思い込みが変わると見える世界が変わる

 

 

これについては、心理などをかじった人なら聞いたことがあるでしょう。

人には、顕在意識と潜在意識がこの世にあり、
潜在意識が毎日の生活に大きな影響を及ぼしていると。

例えば今日、どちらの足から靴を履いたか覚えていますか?

僕も含めほぼすべての人は覚えていません。
なぜなら、それらは潜在意識(無意識)で行われていることだからです。

それと同じように、他の様々な事が、潜在意識によって支配されています。

それが変わることで、
僕たちの見える世界、生活は大きく変化するということです。

 

10日間のヴィパッサナー瞑想合宿を終えて

 

まず、10時間〜12時間毎日座ることって人には可能なんだというのが驚きました。

座り続けていると徐々に、
腰、肩、首、足などの痛みがなくなっていくのです。
慣れなどももちろんありますが。

そして、体の感覚を感じることで体感できる、
全ては変化しているという事実。諸行無常の体感。

これもめちゃくちゃ大きい学びでした。

全ては変化している。

この事を分かっていないと、
目の前の一つ一つに執着し、その結果心が疲れる人がたくさんいます。

ヴィパッサナー瞑想は無常を体感して学べるというのも、10日間使ってまでして学ぶ大きなメリットでしょう。聞いた知識で知っているのと、体感した知識には雲泥の差があります。

そして、ここで僕が体験したことや書いたことは、
あくまでも体感して感じた事がほとんどです。

そのため、ここに来たら体が治る、心が治る、という保証があるものではありません。
その点は了承した上で参加してくださいね。

そして後はとにかく、好きなだけ食べたいものを食べました笑

 

10日間のヴィパッサナー瞑想合宿が終わり、その後感じる効果

 

最後に、終わった今感じるのは、

・姿勢が勝手にまっすぐになった

・肩腰首の痛みが、行く前に比べてかなり軽くなった

・人目を気にする量が減り、自分のあるがままを受け入れる感覚が強くなった。
⇒瞑想中は思考をできる限り排除するので、普段生きてる最中も瞑想状態になりやすくなりました。
なので不要な思考が減って生きやすくなります。

・だいたい昼まで寝ていたのが、遅く寝ても朝8時台に起きちゃうようになった

このように、実生活にも変化が起きてきています。

自分に自信がついたことを感じます。
頭で考えるのではなく、感じること。

その大切さも学びました。

長くなりましたが、以上です。

読んでいただきありがとうございました!

 

2019年4月更新:瞑想は僕にはもう不要

 

このブログにてヴィパッサナー瞑想はすごい、行く価値ある等色々書きましたが…

不要です!僕はもう一生瞑想しないと思います!

行ってよかったという意味では、不要だとわかったという意味で行ってよかった、と言えますね。

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