チリでも階級・人種差別は横行している

スポンサーリンク



チリに来て10ヶ月近くが経つ。

その中で一つ驚かされたことがある。

それは、

「階級・人種差別が盛んである」

ことだ。

チリの階級社会

まず驚かされたのが、チリには階級があることだ。

・上流階級

・中流階級

・下流階級

チリの平均給料と階級

チリを含め、中南米では、お金を持っている人と持っていない人の差は尋常じゃない。

1ヶ月の平均の給料は7万円ほど。

しかし、生活費は普通にかなり高い。
日本にいるのとそこまで変わらないと感じるほど。

上流階級の人たちがどれだけもらっているかはわからないが、庭付き、プール付きの家に住んでいる。(僕も今そういう家にお金を払って居候している。)

 

チリ人の約5%が上流階級

そしてそういったお金持ちのチリ人は、チリの中でたったの5%ほどということだから驚いた。

 

階級によって住む場所が違う

日本には階級という考えがあまり無いが、チリでは、住んでいる場所で階級がある程度わかる。

首都サンティアゴでは、

・ラスコンデス、ロバルネチェア等々は上流階級

・プロヴィデンシアは中流階級

・その他は下流階級

ざっというとこんな感じのイメージ。

チリの下流階級の人たちの住む場所はより危険

中南米の国はだいたいみんなそうだが、首都の一番大きな街は危険だ。

チリもサンティアゴは危険度が他の地域よりは高くて、でも上流階級の住むところは安全。
中流階級の場所も比較的安全。

ただ、下流階級の住む場所では、夜は決して一人歩きはしてはいけない。

実際に被害を受けた話も聞いた事がある。

 

チリでは、肌や目の色での人種的な差別が未だに根強い

そしてもう一つ驚いたのが、

白人、金髪、青や緑の目を持つ人などは上流階級、
そして肌が黒に近いほど階級が下とみなされ、
さらに黒人はほぼ下流階級ということだ。

実際に黒人の人たちは掃除などの業務をしているのが目につく。

人々は2020年、差別なんて時代遅れだなんだと言っているが、実際は差別だらけだ。

 

差別はダメだと言っている人も、差別をしている

前回の記事でも書いたが、差別はダメと言っていても、自分が差別をしていることに気づいてすらいない人もたくさんいる。

特に年代が上の方になると、その傾向はかなり強いとのことだ。

俺も完全に人種などの先入観がないわけではないと思うが、肌の色や人種等で判断するのはやはり馬鹿げていると思う。

コウ

スポンサードリンク