はーいということで、メキシコシティなうです。
いやーやっぱり旅行は最高だね。
観光大好き。
という話はまたするとして、今日メキシコシティを観光していたら、女性の日の抗議運動に遭遇しました。
・メキシコでの抗議運動はどんな感じ?
・女性の日の抗議運動とは?
・危険?(だった)
・なんでこんなことするの?
などなどについて、ホステルで話したメキシコ人(政府関連の人らしい)から聞いた話を含め、感じたことを書こうと思います。
もう、日本に生まれただけで幸せだ、と思わずにはいられない日々を、グアテマラで財布を失くしてから感じている。
やっぱり、海外旅行は日本にいては気づけないことを大量に気づかせてくれる。
メキシコシティの女性の日(国際女性デー)の抗議運動
ということで今日、3月8日は世界女性の日(国際女性デー)です。
ですがそうとは全く知らず、普通に観光を楽しんでいました。
そしてソカロ広場という有名な広場周辺で写真を撮ったり買い物をしたり飯を食ったりしていると、徐々に広場に人が集まっていることに気づきました。
ですが最初はあまり気にせずやりたいことをしていて、途中からNIKE(ナイキ)ショップに行くためにメインの通りに向かって歩き出しました。
すると、人、主に女性が大量に歩いていて、抗議のデモ運動をしていました。
大量の女性が抗議運動をしていた
大きな声で何かを叫んだり、プラカードを持って歩いていました。
「おお…」
と少し驚きつつも、まだあまり気にせず、ナイキショップに向かって歩いていました。
そして歩いている途中で少しおかしなことに気づきました。
店がどんどん閉まっていく
まず、ついさっき行ったお店(他のナイキショップ)が閉まっていました。
僕はそこにもう一度行きたかったので、
「なんで閉まってるの!?」
と思いました。
(アウトレットショップで、めちゃくちゃ安かった。笑)
その他にもコンビニなども閉まっていて、なんでなんだ…と思っていたのですが、あとでその理由を知ることとなりました…。
メキシコシティの大通りで、女性の日の運動。
そうこうしているうちに、次のナイキショップに通じる大通りに出ました。
すると、大量の大量の大量の女性が抗議をしていました。
道は大きいのですが、人が大量にいて避けて歩くのも大変。
それだけなら良かったのですが…
ぐちゃぐちゃに壊れていたシャッター
これを見た時は、
「え、なんでこんなにこのシャッターぐちゃぐちゃなの?」
と困惑しました。
ですがこのときはまだ、ただ単にシャッターが壊れているだけと思いました。
ナイキショップが…|メキシコの女性の日の運動に完全にビビった
そして大通りを歩いていると、
ナイキショップが入っていると思われるショッピングモールの窓ガラスがバリバリに完全に割られていました…。
「いや、まじか!?!?いや、これなんなん…!!!」
とにかく、驚きを隠せませんでした。
ナイキショップに行くも何も、そのショッピングモールがもう機能していないというか、絶対に入ったら危ない感じになっています。
スタバも入っているモールのようでしたが、とにかくこれに圧倒されました。
「こんなにひどいもんなの…?」
これはメキシコシティの女性の日の運動の一環
これらの破壊行為が女性の日の運動の一環だと、このナイキショップの破壊を見て感じ取りました。
「ここまでやるんだ…」
と、正直信じられませんでしたし、少し怖くなっていました。
スタンガン女性
そしてこの出来事がもっと怖かったです。
ナイキショップに今日はもういけないことが判明したあと、もうそんなことはどうでもよく、歩いていると、
「ジジジジジジジジジ!!!!!」
という大きな音がすぐ近くでなりました。
何事かと驚いて音のした方を見ると、
一人の女性がスタンガンを高く持って、そのスイッチを入れていました。
これはまじでびびったので、即座に距離を取り、写真をとりました。
この女性がスタンガンを使うとすぐに、周りの女性が歓声をあげていました。
このときの僕は、
「Oh my god, Holy shit, what the fuck」
などのワードをつぶやきまくっていました。
とにかくビビっていました。
ATMもぶっ壊されていた
OH MY GOODNESS
とにかく、もう、なんでもありなんだな。と思いました。
ホステルにて女性の運動等に詳しいメキシコ人に出会う
そしてホステルに戻り、スペイン語の勉強の準備をしている時に、同じ部屋の男性を発見し、話しかけました。
すると、彼は女性の運動・メキシコの警察・政府などあらゆることに詳しい人でした。
彼は待っていましたとばかりに大量に説明をしてくれました。
僕の観光ムードで舞い上がっていた気分はもう、驚きと驚きと恐怖と驚きと興味深さなどに支配されていたのですが、彼の話はさらにぶっ飛んでいました。
メキシコの政府は終わっている
という話でした。
どこまで完全に正しいものか、結局僕は彼の話しか知らないのでなんとも言い切れないところもありますが、かなり信憑性を感じました。
メキシコで女性が抗議運動をする理由
僕は彼に会う前、自分でも少し調べて、どうやら女性が女性であるというだけで殺されている事、そして男女不平等のひどさなどが理由というのをニュースで見ていました。
その状態で彼の話を聞いたのですが、彼の話はすごかった。
女性が女性というだけで殺される社会
自分でニュースを見た時、「Femicide」という単語が出ていて、調べると女性が女性というだけで殺されるというものでした。ですが最初は、女性が女性というだけで殺されるという意味がわかりませんでした。
そんなことは日本では基本的にはないと思うからです。
ヨーロッパやカナダにいた頃にも、聞いたことがありませんでした。
ですが彼の話では、メキシコではその女性を殺すという行為がどんどん増えているというのです。
※ニュースにも書いてありました。
女性の権利が著しく踏みにじられているメキシコ
これがもちろん全てではないですし、たくさんの良い面もメキシコにはありますが、これは書こうと思います。
おそらく書くとまずいとおもうので書けませんが、彼の仕事はメキシコの事情にとても詳しい仕事です。
そして彼の話では、
メキシコの女性の10人に8人が何らかの理由で襲われている
ということでした…。
すぐには信じられませんでした…。
女性だけじゃない、メキシコの事情
こんな事書いて良いのだろうか…
ちょっと書くのが怖めになってきたので軽くしますが、
とにかく、メキシコでは政治体制や警察体制が日本でのものとは全くもって全くもってまったくもって違っていて、日本のほうが圧倒的に安心で優しくて最高だということです。
よく、
「日本の警察が全然話を聞いてくれない」
「日本の警察は対応が悪い」
のようなことを聞くことがありますが、いやいや、日本の警察本当に全くもってしっかりとされているなあと思いました。
警察事情とか全然詳しくないですが、それでも、彼の話を聞いた今感じるのは、
「こんな世界あるのか…」
ということでした。(本当はもっともっとあるのですが、あまり書くのは怖いのでこんな感じで…。)
What a world…
メキシコの女性の日の破壊活動は全くもってうなづける
メキシコの政治情勢の話を聞いた今、女性たちがここまでものを壊したり色々するのは、正直、全然理解できます。
最初は、これはやりすぎでは?
と思っていましたが、これくらいですんでまだましというか、
僕は「メキシコには住めない」と思いました。正直。
ですが、あくまで人から聞いた話なので、まだまだわかりませんが。
明日からメキシコ人の友達の家に行くので、話を聞いてみようと思います。
今回の女性の運動はかるかったらしい
そして彼が言うには、今回の破壊活動(抗議運動)は、もっと重くなると予想されていたらしいです。ですが、予想よりもかなり静かなものだったということです。
ラテンアメリカでは、こういった抗議活動が日常茶飯事だということも何人かから聞いていて、彼らは慣れているそうです。
「日本どんだけ安全やねんまじで!!!」
明日の労働の日、メキシコでは女性は働かない
そして彼の情報では、明日の労働の日には、メキシコでは女性が一斉にストライキ・かつ、ものを買わないなどの運動をするそうです。
ですがとても重要なポストにつく女性(例えば空港など)は、紫か緑の服を着て働く(抗議の一貫)だそうです。
メキシコシティの観光は楽しい
ということを話しましたが、メキシコシティの観光は楽しいです。
僕はまたメキシコにきます。(広いので、他にもたくさん行く都市がある。)
・ものはかなり安い
・メキシコシティ以外にもたくさんいくところがある
・今回出会ったこの友達にもまた会いたい
・ユカタンにいくぞ!!!(ラテンアメリカで最も安全な都市の一つ。ノーベル平和賞も受賞したとか。不安な人はまずここから行ってみては?俺も早く行きたい。)
という感じです。
メキシコは行く前はちょっとビビっていたのですが、来てみると、普通に楽しいです。
もちろんいつも以上に警戒はしていますが、日本やヨーロッパ、カナダとの違いを感じられるのがとても興味深いです。
そして中南米で気づくのは、日本の安全さ、日本にいつでも帰られることの幸せさだと感じ始めています。
ということでした。
後日…メキシコの他の知り合いに会って聞いた感じ
他の知り合いに質問したところ、彼の意見的には女性の権利はかなりある?ということでした。
メキシコ人にもかなりよるようです。
彼的にはこのプロテストはやりすぎとのこと。
ホステルの従業員のメキシコ人女性も似たような意見でした。